「同担拒否」「新規拒否」「年齢拒否」「地雷」「ガチ恋」ってなに?【オタク豆知識】

SNSの自己紹介などでたまにみかける「同担拒否」や「新規拒否」「地雷」「ガチ恋」という言葉を知っていますか?
オタク活動をする上でこれを知らないとちょっと面倒なことになってしまう…かもしれない言葉を解説したいと思います。
Contents
同担拒否とは
同担拒否
まず、同担とは「同じキャラや人物の担当」を事をいいます。
ジャニーズファンから始まった言葉だといわれていて、自分の好き(推し)なメンバーを「担当」するという意味で「私は○○くん担当です」という感じで使われている言葉です。
その担当メンバーが同じ場合を「同担」というわけです。
ですので、同担拒否とは「同じメンバーのファンはお断り!」という意味になります。
アイドルでは「同じメンバーの担当」、アニメでは「同じキャラの担当」、声優では「同じ声優さんの担当」です。
同担拒否は過激派?
ネットでよく「同担拒否って怖い」というのをみかけます。
「○○さんは私の旦那だから!」「俺の嫁の事を勝手に語るな」など…過激な言葉を並べて、同担を威嚇する人もいます。
場合によっては「武闘派」とも言われる、同担にみずから喧嘩をしに行くような、超過激な人もいるのは本当です。
しかし殆どの場合はいわゆる「ガチ恋」(後述)の心理からくる独占欲なのかもしれません。
他より強いファン心理が、ライバル意識を呼んでしまい同担拒否になるのではないでしょうか。
また、これは筆者自身の場合ですが(苦笑)…
キャラ解釈などが大多数の他のファンとかけ離れていて、どうしてもそれを受け入れられないので
後から、同担拒否になる場合もあります。
ですので、一部には過激な人もいるのは否めませんが、同担拒否と掲げる人の全てが過激派ではありません。
よく「同担拒否=女の嫉妬」と言われていますが、それだけが理由ではありません。
ガチ恋とは
ガチ恋
上記の説明で出てきた「ガチ恋」ですが、これは
ファンである対象に「本気で恋をしている」事を表します。
二次元キャラだろうか、一般人が手の届かないような相手だろうが、そんなものは関係ないのです!恋をしてしまったのだから、次元だろうが異空間だろうが人間じゃなかろうが、立場も年齢も関係ありません!
だって、それが「恋」なんですから♡
ガチ恋拒否
また「ガチ恋拒否」という言葉は、同担拒否ではないけどガチ恋の人はNGです。
という、少し複雑な意味になります。
自分はガチ恋ではないし、同担拒否でもないけど、ガチ恋をしてる人とは合いません。
好きの方向性が若干違うので、ガチ恋の人と絡むのは面倒だな…という人が使っている言葉です。
ガチ恋は報われない?
本気で結ばれる事は難しいのに、なぜ「ガチ恋」になるのでしょうか。
ちがいます。
二次元であれば既に結ばれているので問題ありません。
また、その恋が成就すれば嬉しいとは思いますが、恋をしてしまうのに理屈は関係ないというのが根本だと思います。
報われないとわかっていても…それが「恋」なのかもしれません。
新規拒否とは
新規拒否
新規拒否はその文字の通り
「新しくファンになった人」はNG という意味です
新規拒否を掲げる人の心理としては「私達がここまで有名にした」という自負があり、新規は美味しいところだけを持っていくとか、昔の話題をして楽しみたいのに、新規がいると気をつかったり、盛り上がれないと思ってしまう。
また、今の仲間だけで十分たのしいので、新規のファンと仲良くなるつもりはありません。
そんな人達が使っている言葉です。
新規の中にも、話についていきたいが為に「知ったかぶりをする」とか、とくに歴史の長い作品やアーティスト・バンドなどのファンの場合は、新規=若年齢層で「マナーが悪い」といった問題点がある場合もあり、古参の人達は「絡みたくない」と思ってしまうようです。
バカバカしいと思うかもしれませんが、お互いに補い合えない場合は仕方ないことなのかもしれないです。
年齢拒否とは
年齢拒否
これは最近出てきた言葉で、とある作品のキャラのファンが「いい年してこのキャラのファンなんて気持ち悪い」という意味で使ったのが始まりかと思います。
「BBA拒否」として賛否両論で話題になりました。
(BBA=ババア=年齢のいった女の略)
年齢拒否は ある一定の年齢層を拒否するという意味
しかし、悪い意味だけではなく、同じ年代のファンを作りたい!オタク話だけではなく、学校の話などで盛り上がりたい!そんな気持ちで使うこともありそうです。
また、逆に「未成年お断り」の意味として使われる事もあるかも。
同じファンでオフで集まりたい時に、お酒の飲める年齢であれば、飲み会をやりたい事もありますし、ちょっとアダルトな萌えネタで盛り上がりたい場合もあります。
18禁ゲームの話もしたい時があります。
しかし、未成年がいたらそれが難しくなります。
未成年なのにいつの間にか飲酒をされて、場合によっては犯罪になることも考えられます。
大人が抱える責任を負うのが面倒、もっと気楽に楽しみたい。
それを考えると時として未成年者に対する「年齢拒否」は妥当な話かもしれません。
地雷とは
地雷
SNSでよくみかける「地雷」や「地雷を踏んだ」という言葉
地雷=嫌いなジャンル、カップリング(CP)やシチュエーションなど苦手な話題
…を、表しています。
特に多いのは、自分とは違うカップリング(CP)の話が地雷の人ではないでしょうか。
A(攻め)✕B(受け)の人が逆になった「B(攻め)✕A(受け)」を受け入れられない!
という地雷が一番多いかもしれません。
ですので、Twitterなどで自分が苦手なCPやシチュエーションのイラストが流れてきたり、作品投稿サービスでみた作品がそういったものだったりすると「地雷を踏んだ」といいます。
これは心が狭いという話ではなく、苦手なものは苦手なのでその話はしません、できませんという主張になります。
だれだって、嫌な話は見聞きしたくないものです。
ただ、たまに問題になる、沢山の人が集まるSNSで「私の地雷に気を使ってそれを全部排除しろ!」というのはなかなか難しい話です。
自衛をしきれない部分は、スルースキルを身につけるしかないようです。
最後に
「拒否」という言葉は、とても強いネガティブな印象の言葉ですが、文字数を少なくして意思を伝えるのには、ちょうどいい言葉なのかもしれません。
そこには色々な意味が込められていて、お互いに無用なストレスを抱えずに付き合っていこうというコミュニケーションの為のラベルとして使っていると考えて、これらの言葉をみかけた時には、相手の気持ちを尊重するのも、悪いことではないように思います。